最終年度特別シンポジウム:マニフェスト・デスティニーと 21 世紀アメリカ合衆国の現実

2018年3月22日(木)16:00-18:30

成蹊大学10号館2階 第2中会議室

MD2プロジェクトの概要および 4 年間の研究報告

司会:下河辺美知子(成蹊大学)

演じられるマニフェスト・デスティニー——パロディと「帝国」の二重意識

講師:日比野啓(成蹊大学)

歌われるマニフェスト・デスティニー ——大衆音楽と歴史認識

講師:舌津智之(立教大学)

マニフェスト・デスティニーの発生現場——拡張・獲得・グローバリゼーション

講師:下河辺美知子

帝国の進路——ストラデイナス、ガスト、ロイツェ

講師:巽孝之(慶應義塾大学)

本基盤研究(B)は、マニフェスト・デスティニーというレトリックの国際政治における意義を歴史的にたどると同時に、その心理的・精神的効果がアメリカ国民の情動を操作するナラティヴとしていかに機能してき ているかに焦点をあて、地球規模でのアメリカの位置を読み直すことを目指す試みです。
今年は、本研究の最終年度となりますので、過去4年間の研究成果を総括し、今後の新たな課題を明 確にすべく、科研メンバー4名による特別シンポジウムを行います。ジョン・オサリヴァンが「マニフェスト・ デスティニー」という言葉を初めて使用した 19 世紀の半ばと同様、ナショナリズムと軍事的緊張が可視化 され、ますます混迷の度合いを深める 21 世紀社会に向け、人文研究が何を提言しうるのか/すべきなの かについて、多角的な洞察をみなさんと共有することができれば幸いです。

なお、シンポジウム終了後、10号館二階大会議室にて、ワインパーティー(18:30-20:00)を開きます。 無料でご招待させていただきますので、お時間のある方はぜひ、こちらにもご参加ください。

研究代表者:下河辺美知子(成蹊大学)

研究分担者:巽孝之(慶應義塾大学)、舌津智之(立教大学)、日比野啓(成蹊大学)

※どなたも歓迎ですが、(シンポジウム、ワイン・パーティ各々について)出席予定の方は、hibinoあっとまーくfh.seikei.ac.jpに前日までにご連絡ください。

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